もったいないとは?

mstyle

2015年10月07日 18:53

先月末。都内某所の女子大に訪問しました。

そこでライフデザイン学科の講師のお話を聞くことが

できたのですが「もったいない とは?」というお話でした。

もったいない・・・これは英語では表現ができないくらい

良い言葉だと先生はおっしゃっていました。

衣食住で考えてみます。

衣・・・7割がゴミとして捨てられリサイクルされているのは

    1割だそうです。

食・・・使い残してしまったり、お腹がいっぱいになると

    捨ててしまう。家庭のゴミと外食産業含めて

    食べれるはずなのに捨てているのは全体の1割

    にもなるそうです。

住・・・M-STYLE HOUSEのHPにも出ていますが

    日本の住宅の寿命は非常に短いです。

    日本は30年、アメリカは55年、イギリスは77年と言われています。

    車で考えてみます。買い替えの時期ですが日本は平均して

    8年くらいだそうです。それに対してアメリカの場合、車の寿命は

    7.4年ですが平均して約11年間乗るそうです。

    しかも、車の運転時間は日本の場合アメリカの半分くらい。

    日本人は壊れていないのに買い換える・・・そんな傾向が

    あるようです。なぜか・・・デザインが変わって新しくなった。

    新しい機能が追加された。きっと、皆さんの身近なもので言えば

    携帯電話とかがそうじゃないですか?

もったいないとは・・・

そのものの値打ちを完全に使い切れていない。


上に示した以外で考えてみます。

例えば・・・ポルシェを買っても日本で300キロ出せる道がありますか?

元をとっていない。例えば・・・食べ放題。

「いただきます」は誰に対して言っているのでしょうか?

これは命に対していっています。例えば、魚や肉。

それらへの命への感謝の気持ちがあれば本当に気持ちをこめて

「いただきます」と言い、もったいないという気持ちになれるのでは?

また、食べ物だけではなく物にも同じことが言えます。

素材の美、手作りの美、またはプレゼントなど頂いたもの。。。

これらを大切にする気持ちも大事だと思います。

現代社会において、もったいないの情動を失わせたものは何か?

一例として・・・

家事の効率化・・・物は買うもの→魚は切り身。肉はパック。

           つまり、作るプロセスが見えない。

経済のグローバル化・・・作る作業が見えない→価値が安く、物の価値が

           価格から推し量ることができない。


「もったいない」という話の中で本当に考えさせられることが

沢山あり、良いものを作り何世代にもわたって住み継いで

頂きたい・・・そんな家づくりをしている私たちには納得できる

ことが沢山あるお話でした。


そして、先生の話はライフデザインへと続きます。。。

ブータンと言う国をご存知ですか?小さな国で日本と

比べたら不便なことも沢山あると思います。

しかし、そう感じてしまうのは日本人のイケないところかも

しれません。ブータンの子供たちはカメラを向けるといつでも

良い笑顔をしてくれます。今の生活に満足していますか?

そんな質問をすると8割以上の人が満足しているという

結果が出ました。それに対して日本は・・・

同じ質問をすると満足してると答えた人は数割に満たなかった

そうです。。。こんなに物にあふれて不自由なく生活できる

国にいて・・・贅沢ですね。

本当の意味での豊かさとは・・・それこそライフスタイルの構想が

大事なのでは?

ライフの意味。①生活 ②人生 ③生命、いのち

デザインとは構想があって→計画され→設計や意匠や図案がある

ライフデザインとは「真の豊かさ」であってライフスタイルの構想である。

大きな括りでいろんな意味で捉えられる話でしたが

私はもちろん、住まいの作り手として今回のお話を聞きながら

いろいろなことを改めて感じさせられたように思います。






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